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2010年8月20日金曜日

SIMロック解除に関するガイドライン

少し前に総務省から「SIMロック解除に関するガイドライン」が公表されています。

★総務省(平成22年6月30日)
 「SIMロック解除に関するガイドライン」の公表等

○「SIMロック解除に関するガイドライン」(PDF)

「SIMロック解除に関するガイドライン(案)」に対する意見及び総務省の考え方(PDF)

内容が大部なものではありません。

利用者側のSIMロック解除に対する要望の例として次の2つが挙げられています。

・海外渡航時に渡航先の事業者のSIMカードを国内から持参した端末に差し込んで使用したい
・番号ポータビリティ制度を利用して契約する事業者を変更する際にこれまでの端末を使用したい

用語に対する定義も与えられています。
(2)SIMロック
 特定の事業者あるいは利用者のSIMカードを差し込んだ場合のみに動作するよう、端末に設定を施すことをいう。

(3)SIMロック解除
 事業者が、自社の販売する端末(事業者が販売店等に販売し、販売店等が利用者に販売する端末を含む。以下同じ。)について、販売時点からSIMロックを設定せず、あるいは販売後にSIMロックの設定を無効化することをいう。
その他に気になったものをいくつか。
2 本ガイドラインの位置づけ
 本ガイドラインは、事業者に対し、SIMロック解除を強制するものではないが、事業者は、SIMロック解除について、本ガイドラインに沿って、利用者の立場に立った取組に努めるものとする。

4 対象となる端末
 平成23年度以降新たに発売される端末のうち、対応可能なものからSIMロック解除を実施する。

6 説明責任
 事業者は、SIMロック解除によって実現される便益と留意点について利 用者の理解を得るように努めるものとし、特に、以下の事項について利用者に対して説明するものとする。
(以下省略)
※赤字、と下線は、私が付したものです。


このガイドライン内に記載のある「モバイルビジネス活性化プラン」は国会図書館アーカイブにありました。

●総務省(平成19年9月21日)
「モバイルビジネス活性化プラン」の公表(リンク先は国会図書館アーカイブ)

そこには、たしかに下記の記載がありました。
 (d) SIM ロック解除に向けた検討
 SIM ロックについては原則解除する方向で検討を進める。具体的には、今後のBWA(Broadband Wireless Access)の進展や端末市場の動向を踏まえつつ、3.9Gや4G を中心に SIM ロック解除を法制的に担保することについて、2010年の時点 で最終的に結論を得る。

ノンアルコールビールと「酒類」

ノンアルコール飲料が好調なようです。

●時事ドットコム(2010/08/14-14:25)
勢い増すビール風飲料=ノンアルコール、新商品や猛暑で活況

●毎日jp(2010年8月11日)
生産が追いつかず販売一時中止--サントリー 


最近はアルコール度数が文字通り「0」のものがノンアルコール(ビール)として製造販売されています。
ただ分類は清涼飲料水なので、ビールテイスト飲料という表記が多いように思います。

私はアルコールが全くダメです。
少しでも飲むと、寝るだけならマシな方ですが、数時間後に突如覚醒し、逆に眠れなくなる上、その後はほぼ確実に吐きますし、さらに前頭部分に文鎮が横置きで入っているような激しい頭痛のほか、両方のふくらはぎが浮腫んで、激しい痛みにおそわれます。
学生時代、コップ1杯に満たない程度で「赤→白→青」に私の顔色が変化したことがあり、その様子を友人がみたのですが、それ以来お酒を勧められなくなりました。
「真っ青な顔」になった私をみた人数は少ないです(限界オーバーだからなかなか達しない)が、その話をすると「みてみたいから飲んで」とは言われるものの、さすがにそれ以上強引に飲まされることはないです。
以後は、左党の友人のアドバイスもあって、見栄をはらず、無理せず「一切飲めない」で最初から通しています。

●思い出

司法修習の実務修習で行った飲酒検知では、コップ半分もいかないうちに、泥酔というか、寝てしまいました。指導検事の椅子か机にどかっと座って寝ていたようです(とにかく体にはしんどく、辛かった記憶しかない)。
ただ、「酒気帯びの前に酒酔いになる希有な実例」として、実務修習生仲間はもちろん、指導検事や検察事務官から、大いに笑われた、楽しい思い出です。

ちなみに、実際に酒気帯びに該当する値を出すには、お酒を飲める人でも、本当にすごい量を飲んでいないとダメで、それを自らの体で理解する(飲める同期でもギブアップしていた。)ので、その意味でも飲酒検知は、大変貴重な体験でした。

検事には「おまえ、ホント経済的だな~、これっぽちで安く酔えるなんて」とも言われましたが、担当検事は、当時大型案件の捜査などで、世話の焼ける修習生指導も大変だったり、飲んでも酔えない、ストレスを発散するのすら大変な仕事だということは感じました。

●ノンアルコールビールと泥酔

その後、実務に出て数年たち、ドンキホーテで「ノンアルコールビール」をみつけたので、暑かったし、ジュースの代わりに飲んでみようと思い、買って飲んでみました。
すると、あっという間に、酔っぱらってしまいました。
足も浮腫はじめて、普通のビールを口にした場合の全く症状になったので、「絶対オカシイ!」と缶を改めて眺めてみたら、なんと「アルコール1%未満」の表記が・・・。
「あれ?入ってるの?アルコールゼロじゃない!」

これは8年ほど前の話です。
物を買って「だまされた!」と心底思ったのは、これが初めてでした(苦笑)。

【参考記事】
(大坪ケムタ)「ノンアルコールビールはどれだけ飲めば酔うか

私が「ノン」アルコールビールなのに酔っぱらった理由は、これのようです。
ゼロじゃなくても「ノン」と記載できるなんて・・・
*酒税法第2条第1項*
(酒類の定義及び種類)
この法律において「酒類」とは、アルコール分一度以上の飲料(薄めてアルコール分一度以上の飲料とすることができるもの(アルコール分が九十度以上のアルコールのうち、第七条第一項の規定による酒類の製造免許を受けた者が酒類の原料として当該製造免許を受けた製造場において製造するもの以外のものを除く。)又は溶解してアルコール分一度以上の飲料とすることができる粉末状のものを含む。)をいう。
※ 赤字と下線は私が付したものです。


最近出た文字通りアルコールゼロのものを数種類飲んでみましたが、酔いませんでした(当たり前)。
でも、下戸の私にとっては、「たぶん、飲める人が、飲めない状況で、代替品として飲む。そういうものなんだろう」という印象です。
ケチを付けているのではなく、下戸にとっては、という限定的な感想です。
かといって、こう暑いと、ジュースは甘すぎる(逆に喉が渇く)し、水ばかりでは、おもしろみも変化もありません。
定番の麦茶のほか、単なる炭酸水(クラブソーダ)が、最近は好みです。