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2005年7月29日金曜日

楽天での個人情報流出事件

楽天市場の顧客情報が流出した問題で、「毎日新聞」が流出情報が10万件以上にのぼる可能性があることを報じました。

楽天市場:顧客情報10万件流出か 1件3千円で男性購入 (MSN-Mainichi INTERACTIVE)

また、流出情報の内容も、クレジットカード番号を含む20項目以上にのぼることも報じられています。もし本当ならば、一般にネットショッピングで入力が必要になる項目のほとんど全てに近い情報が含まれていることになります。

楽天市場:流出データには下着の色やサイズまで (MSN-Mainichi INTERACTIVE)

28日朝のテレビ番組でも大きく取り上げられていました。
上記の報道では元社員の関与が報じられていますが、現時点での楽天のリリース(7/28)では触れられていません。

出店者側が今回の流出問題に関して抱えている不安は、CNET Japan で報じられていました。

楽天の情報流出事件、「誰の責任なのかはっきりして」--出店者の苦悩と不安 (CNET Japan)

楽天市場はネットショッピングでは最も大きく、今回の事件は注目されるだろうと思っていたのですが、判明した23日直後はさほどではありませんでした。
それでも、やはり数が大きい可能性が報じられるとそうもいかないようです。
【追記】
 「楽天市場の店舗での取引に係る個人情報の流出について」を設けて、適宜更新していたようです。更新の内容は閲覧できるようになっています。
 最新の報告は2006年1月31日付けのもので、刑事裁判の結果の報告でした。

ところで、ネットショッピングの不安な点として、アンケート類で上位にランクされるのが「セキュリティに対する不安」です。
経済産業省のサイトで公開されている下記の資料「通信販売の新たな課題に関する研究会」をみていたら、おもしろい統計が載っていました。

※ 第7回会合(平成17年4月 4日(月)開催)の資料2

<ネットショッピングを利用していない人がネットショッピングを利用しない理由>(1頁)
「商品を手にとって確認したい」が一番多いです。

<ネットショッピングのデメリットに対する考え方(経験度による比較)>
(2頁目、出典)富士通総研「インターネットショッピング2004調査報告書」というグラフ)

●「ネットショッピングはセキュリティが心配だ」という項目
若干ではあるものの、利用経験者の方が未経験者よりも数値が高く、セキュリティに対する不安を抱いているというところは興味をひきました。

これは意外でした。やはり慣れてくると(トラブルなくショッピングが終わることが何度か繰り返されると)、デメリットなどへの警戒心が薄れてくるものではないかなぁと思っていたからです。

●「どのネットショップが信用できるかわからない」という項目
経験者と未経験者で拮抗していました。

ただ、「トラブルが多い」「信用の面で問題が多い」という項目では、経験者は未経験者より数値がかなり低くなっています。
自分の経験なども加味すると、ショップの選択では迷うところが多いが、実際に選択したショップでは問題なく取引ができて、やってみたら問題なかった、ということが多い、ということでしょう。


2005年7月23日土曜日

虎ノ門のランチマップ

あるML経由で当事務所のある虎ノ門界隈のランチマップ(下記)を教えていただきました。

虎ノ門・霞ヶ関ランチマップ (「唯我独食ランチ王」内)

非常に詳細なマップです。
収録されている店舗データがなんと464軒にものぼっており、かつ、ランチレポートがついています。
しかもレポートには必ず写真もついています。

もしマップの作成を、1人で、仕事の合間をぬってやったとすると、約2年はかかります。美味しいものばかり、体調万全な時ばかり、とは限らないでしょうから、大変だったことと思います。

それにしても「行ったことがない店が多いなぁ」と改めて実感しました。








2005年7月6日水曜日

自販機から出た使えない硬貨(ニセ硬貨?)

自動販売機でジュースを買うために自分の財布から120円を出すため、100円硬貨を取り出したら、なんと100円硬貨ではなく、見慣れない外国の硬貨でした。
初めての経験で驚きました。

硬貨をよくみると、ドイツの1マルク硬貨らしく、重さや大きさからみて、100円硬貨に近い感じがしました。

その日はATMで釣り銭をもらったので、そのときに混じって出てきたような気もしますが、違うかもしれないし、どこで混じったのか場所を特定するに至るほど詳しく覚えておらず、諦めることにしました。

今年の2月、郵便局のATMが偽500円硬貨の影響で、硬貨が使えなくなり非常に不便だった時期がありましたが、こうして通常使われない硬貨が、一般の生活で接点のある流通に置かれると、困ります。
実際に自分の手に残ると、損した気持ちしか残りません。

また、それが意図的に誰かの手によって流通におかれたか否かを問わず、「やられた」という悔しい気持ちから「誰かに転嫁すればいいや」という一種のババ抜きみたいな意識が生まれて(実際に行動するかとは別に、そういう気持ちには一瞬にせよ、なる。)、通貨に対する信用や社会の相互信頼を大きく揺るがせる重大事態だなと実感しました。

もちろん今回の1マルク硬貨は誰かに転嫁することはせず、記念にとっておきます。