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2005年2月24日木曜日

偽造キャッシュカードに関する金融庁の対応

 平成17年2月22日、金融庁は、「偽造キャッシュカードに関する金融庁の対応について」を発表しました。
 次の3点の項目があがっています。
  1. 偽造キャッシュカード問題に関する実態調査
  2. 偽造キャッシュカード問題に関する金融関係団体への要請
  3. 「偽造キャッシュカード問題に関するスタディグループ」の立ち上げ
「3」の項の中で、偽造キャッシュカード問題の実態調査結果(資料)が掲載されています。

表1 年度別・業態別の分布状況
表2 個別被害額の分布状況
     100万円超が半分以上を占めている
表3-1 引出し時間帯の分布状況(引出し回数ベース)
表3-2 引出し時間帯の分布状況(金額ベース)
表3-3 引出し時間帯の分布状況(1回目の引出しベース)
表4-1 引出しの地理的分布状況(引出し回数ベース)
表4-2 引出しの地理的分布状況(1回目の引出しベース)
表5-1 被害1件あたりの引出し回数
       1~5回が最多
表5-2 被害1件あたりの引出し回数
       1~5回が最多
表6 引出しの所要日数
     1日が74%。すぐに引き出している傾向
表7 1日の引出し額
     100万円以上の占める割合が7割近い
表8-1 1回あたりの引出し額とATM形態
表8-2 1回あたりの引出し額と引出し手段
       20~50万、50~100万円、に集中している
表8-3 1回あたり100万円以上の引出しの状況
表9 引出しに利用されたATMの管理主体
表10 使用されたカード
表11 スキミング等の心当たりのある場所として挙げられているもの
      ゴルフ場、が最多
表12 発覚の端緒
      顧客の申し出、が最多
表13 被害者が被害に気づくまでの日数
      1週間以上経ってから、という集団が多い。
表14 暗証番号の状況
      生年月日又はこれから類推可能なものにしているケースが多い
表15-1 預金者への補償の状況
        補償がされていない。
表15-2 補償がなされていない理由
        偽造の経緯不明、ついで進展を待つ。
表16-1 被害届の提出状況
表16-2 被害届の提出状況(全銀協申し合わせ(H16.6.22)以後に発生したもの)


暗証番号をわかりやすくしているため、1日で、かつ、大金が、引き出され、被害発覚まで1週間以上かかる、といった傾向がみられるようです。

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