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2014年5月26日月曜日

VoLTE に関するいくつかの記事

NTTドコモの VoLTE についての記事は以前「新しい携帯料金制度、VoLTEなど」で書きましたが、マイナビニュースに、VoLTE の解説記事をあって、わかりやすかったのでメモ。

マイナビニュースから数本。

http://news.mynavi.jp/news/2014/05/21/586/index.html

 最初の記事でわかりやすいのは、Skype や LINE などの通話アプリとの相違が端的に書かれている点です。
音声通話アプリよりも安定した通話品質の確保 「それならLTEでSkypeやLINEの音声通話を使えばいいのでは?」と思った方もいると思います。確かにSkypeやLINEなど各種通話アプリの音声通話はデータ通信を利用しているので、理屈上は同じです。しかし、VoLTEはキャリアが音声通話用の帯域を確保し、優先度の高いクラスで運用される点が大きく異なります。つまり通話アプリでは音声が途切れたり、聞こえづらくなるような状況でも、VoLTEなら安定して高品位な音声通話が行えるのです。そのほか、110番や119番などの緊急通話に対応するのもポイントといえます。

http://news.mynavi.jp/articles/2014/05/25/volte/index.html

 2つめの記事は、、気になる点、注意点を、利用可能な端末、キャリア間通話、電話番号、緊急通報など、箇条書きにしていて、読みやすく、また、従来の電話の延長で気がつきがちな点を中心に触れていることもわかりやすいです。

http://news.mynavi.jp/articles/2014/05/12/volte/index.html

3つめの記事では、これまでデータ通信を使って音声通話をしていた際に課題になっていた点について触れています。
低遅延もVoLTEのメリットといえる。LTEにはQoS(Quality of Service)制御機構があり、そのパラメータ(QCI)には帯域制御の有無や遅延許容時間などに応じて9段階の優先度が設けられているが、VoLTEではそのうち遅延許容値が100msかつ帯域保障型の通信が行われる。LINEなど一般のIP通信として扱われる音声通話は遅延が200~400ms前後とバラつきがちで、帯域保障がないうえ時間帯など条件に左右されることから、VoLTEのほうが有利だ。

また、データ通信と従来の音声通話(回線交換方式)の最大の違いは、利用者が回線を専有してしまうか否かでしたが、その点についても触れていました。
キャリア側には、電波の利用効率アップというメリットがある。3Gに切り替えるCSフォールバックでは通話先までの伝送路が通話中占有されてしまうが、パケット通信で音声データをやり取りするVoLTEでは効率よく周波数帯域を利用できる。そしてVoLTEへの移行が進めば、3Gの回線設備を維持し続けるコストを減らすことができ、回線に余裕が生じれば現在3Gが使用している周波数帯域をLTEに割り当てることも視野に入るというわけだ。
パケット通信と同様になるということがわかります。

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