ページ

2011年6月14日火曜日

個体識別番号の問題性

「個体識別番号」という言葉は、2004年ころだったか、個体識別番号を表示させて動揺させ、詐欺に導くというような手法が流行った際に、よく耳にしました。


●「出会い系サイト等の架空・不当請求に関する“新手”の手口について -支払督促等を用いた請求、携帯電話の「個体識別番号」による脅し-
 (2004年11月5日国民生活センター公表)

●「携帯電話のアダルトサイトにワンクリックで登録。個体識別番号が表示された。
 (東京都の相談事例)


ただ、この問題は対応方法が比較的明快だったためか、すぐに聞かなくなりました。


ところが、最近、この言葉が、別の観点から大きく注目されているようです。
今後、調べたり考えたりする必要が出てくるので、参考になるところを、少しまとめておくことにしました。

●「苦渋の選択-犯罪防止とプライバシー
 (2011年6月14日付けこれからのネット取引を考える ECネットワーク(ブログ)

この記事では、事業者だけでなく、利用者にとっても、個体識別番号を活用する意味、必要性、危険生、問題性、葛藤、といったことが、識者の記事をたくさん紹介しながら(詳細はそれをみるという形で)、簡潔にまとめられてました。
どんな立場にたっても、ただ単純に割り切って考えることはできない悩ましい問題であることは、実感できました。

個体識別番号について、以前とは異なる論点(視座)に関して調べる際に、最初に見ておくと大変便利かと思います。

この記事で取り上げられているものや、それに関連するものをリストにしてみました。

●コミュニティサイト運用管理体制認定基準
~モバイルコンテンツ審査・運用監視機構(EMA)
  プレスリリース

  基準新旧対照表 ⑬


●内閣官房「社会保障・税番号制度」(政策課題のページ)
  1)個人情報保護ワーキンググループ
  2)情報連携基盤技術ワーキンググループ



日本のインターネットが終了する日(高木浩光@自宅の日記)



「個体識別番号」の意味を掴むものとして、下記のページは、図解もあり、簡潔にまとめられていると思います。

●「契約者固有IDとは」(2008年10月8日付けITProのNetworkキーワード)




0 件のコメント:

コメントを投稿