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2018年10月16日火曜日

ブロッキングに関する検討会議の議論

10月15日に行われた「インターネット上の海賊版対策に関する検討会議」第9回会合の様子についての詳細をまとめた記事がさっそくアップされ、現在は誰でも読めるようです。

「中間とりまとめ」はせず、会議そのものも無期延期、とのことです。
議事録の公開は7月25日の「第4回」が最後であり、第5回以降の分はまだアップされていません。
(首相官邸サイト内の「検証・評価・企画委員会」のページ)

これまでのブロッキングをめぐる、知見のある方々による多数の指摘・論評を、併せ読むと、今回の議論の問題(検討会の進め方も含む)、いろんな立場の思惑がつかめると同時に、我関せず、で放っておくと本来行ってはいけない方向に勝手に進められていく、そういう状況が生じていたことは、よくわかります。
(上記の記事で紹介されている委員の発言をみると、強く感じます。)


【追記】
10/17付け読売オンラインに若江編集委員の記事が出ていました。

この記事についてはウェブ上でも「わかりやすくまとめられている」とのコメントが多くついていますが、若江編集委員は、この問題に関して多くの記事を書かれており、読売オンラインで読めます。
わかりやすくまとめておられるので、全体像を把握するには適しています。

事務局が出していた中間とりまとめ案については、提出された際にも読売オンラインに若江編集員の記事が出ています。

これらを踏まえると、10月17日の記事に
もはや、海賊版サイトの被害を減らすために、なんとか様々な対策を模索しようという検討会の当初の趣旨は忘れられ、ブロッキング法制化を実現するために、なんとか別の対策の有効性を否定することが目的になってしまったかのようだ。
と指摘しているのも当然だと思いました。

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