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2013年5月25日土曜日

中古の携帯電話端末

中古の携帯電話端末は、以前から売買されるなどして、簡単にかつ安く新しいものが買えたりする反面、買っても使えなかった(いわゆる「赤ロム」など)ということがあったりするなど、注意すべき点もあります。
これらは、ネット上でも情報がたくさん公開されていて、今はもう話題にならないのかなと思っていたのですが、最近、中古携帯のニュースをみかけました。

 (日経TRENDY NET 2013年05月15日トレンドフォーカス)
 中古ケータイを取り扱うじゃんぱら新橋店の北風大輔氏は、「スマートフォンが売れ筋なのは間違いないが、フィーチャーフォンも安定した需要がある」と語る。
需要の背景として、フィーチャーフォンも新製品では性能の進化があり、ユーザーが新しい端末を安く買いたいというニーズ、より高速な回線サービスの割引キャンペーン(NTTドコモの「プラスXi割キャンペーン」)を利用したい人、などが挙げられています。


同時に、旧来からある「赤ロム」に関するニュースもありました。


●「中古ケータイ業界に異変! auスマホの買い取りが相次いで中止になる理由
 (日経TRENDY NET 2013年02月18日トレンドフォーカス)
 スマートフォンは、端末ごとに異なる「IMEI」という識別番号(製造番号)が付けられている。各キャリアが用意しているネットワーク利用制限携帯電話機照会のWebサイトにIMEIを入力すると、端末の利用状況が確認できる仕組みだ。各キャリアとも、基本的に以下のような表示で状況が判断できる。
 端末の購入方法が一括払いなのか分割払いなのか、端末代金の残債があるかどうか、正規の販売店を通じて販売された端末かどうかが分かるわけだ。中古ショップは、買い取りの際にこの情報を確認することで、買い取り可否の判断や金額の査定に反映させている。
携帯端末は、高価(性能的にはパソコンみたいなものですから考えてみれば当たり前です)なので、分割払いで購入するケースがかなり多いです。
こうした分割払の代金を途中で滞納して支払をやめてしまったが、端末を中古品として売った場合、携帯電話事業者が利用を止める措置を講じることがあります。
同じく、窃盗や詐欺などの不正行為により取得された端末(ヤミ金などがよく用いた、いわゆる「飛ばし」目的で取得された携帯も含まれるでしょう。)代金も同じような処理をされます。


ネットワーク利用制限は、ユーザ自身でも確認することができます。
確認サイトが、各携帯電話の事業者サイトに用意されているからです。
主な3社分について下記にまとめてみました。

(1)ドコモ

※ ドコモのサイト「ホーム」→「お知らせ」→「ご注意ください」 の「ネットワーク利用制限携帯電話機の確認」から行ける。


※ ソフトバンクのサイト「ホーム」→「お客様サポート」→「ご利用中のお客様へ」 の「中古携帯電話機をお使いのお客さまへ」から行ける。

(3)au
ネットワーク利用制限携帯電話機について
ネットワーク利用制限携帯電話機照会

※ auのサイト「ホーム」→「auお客さまサポート」→「関連情報」の「ネットワーク利用制限携帯電話機について」から行ける。


上記の記事では、auのLTEスマホだけが、ネットワーク利用制限照会で得られる情報が不十分だと紹介していました。
 基本的に、各キャリアとも表示方法や内容はおおむね共通だが、auのLTEスマホだけなぜか一部の表記が異なっている。「△」判定(分割払いでの購入)と「×」判定(利用制限がかかった状態)の表示方法は同じであるものの、他キャリアでは「○」判定で表示される一括払いでの購入が「-」の表記で表されるからだ。ところがauの場合、IMEI未登録の状態を示す状態も「-」で示されるので、同じ表記がまったく異なる2つの状態を表すことになる。これが混乱の原因となっているわけだ。
 通常の「-」判定は、キャリアのデータベースにIMEIが登録されていない状態を表す。販売前の端末を表すだけでなく、販売前に不正に持ち出された盗難品などの端末もこれに該当する。不正な端末と判明した場合、キャリアが端末を利用不可能にする可能性が高い。
 「auのLTEスマホは、まったく正反対の2つの利用状況で同じ『-』判定を示すため、買い取りに持ちこまれたスマートフォンが一括払いによる正規の購入なのか、不正に取得した端末なのかを区別できなくなった。不正な端末を買い取ってしまうリスクを避けるため、端末の買い取りを中止することにした」(中村氏)という。

なお、2009年の記事になりますが、同じ日経TRENDY NET の記事に赤ロムの注意点を書いているものがありますので、メモしておきます。

“赤ロム”って何?「中古ケータイ」購入で損しないための10カ条
 (日経TRENDY NET 2009年10月07日 トレンドフォーカス)



【注】
以前書いたものを、新しい記事をみて、整理しなおしました。

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