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2013年11月14日木曜日

「詐欺サイトの被害実態」発表(ジャドマ通販研究所)

公益社団法人日本通信販売協会(JADMA)が、10月に「ジャドマ通販研究所」というものを開設して、通信販売に関するレポートを発表しているようです。

Internet Watch に次のニュースがありました。

前年同期比680%増! ネット通販トラブル相談件数が急増~
  (2013/11/14 06:00)

@Pressにはプレスリリースが載っていました。

  公益社団法人 日本通信販売協会 2013.11.13 16:00


プレスリリースをみていて、3点ほど目にとまりました。

まず、被害金額の幅の広がりという指摘。
以前は、高級ブランド品を騙るケースが多く見られましたが、最近では被害に遭う当該商品の平均金額が13,000円前後まで下がっており、数百円の日用品から数十万円の高級ブランドバッグなどと、被害金額の幅が広がっています。
次が、支払方法の特徴
相談が寄せられた「ネット通販詐欺サイト」による被害の多くのケースで、「注文時にクレジットカードでの支払いを指定した後に、業者の何らかの都合により銀行振込を促された」「振込先口座名が外国の個人名」という特徴が見られました。
支払方法については、問題の多かった「決済代行」(主に海外)が減少?排除されたので、それを回避するということでしょうか。

3つ目の「偽装」も健在のようです。
被害の多くで、「外国人個人名の振込口座へ入金を促される」という特徴が見られましたが、最近では日本語のサイトや日本人名の振込口座により国内の業者を装うケースや、有名ネット通販店舗のウェブサイトをコピーした偽装サイトを運営するなど、手口が巧妙化しています。
こうした「怪しいサイトの見分け方」も掲載されています。
目新しいものではなく、基本的なことのまとめですが、特効薬を期待するのではなく、こうした基本的な事項や作業を地道に確認していくことが大事です。
「偽装」がうまいとわからないものですが、それでも「値段の付け方」「所在地」「発送方法」「規約」などを根気よくみていくと、おかしなところは出てくるものです。

「念入り」は「手軽さ」と離れていく要素ですが、両立するものだと思います。

ジャドマ通販研究所」のサイトは、現場でも意外と気になる事項についてQ&Aが掲載されているようですし、他の調査結果もいろいろおもしろそうです。
引き続き見ていこうと思います。




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