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2013年3月25日月曜日

オンラインゲームに関する問題(資料)

インターネット消費者取引連絡会の公開資料の中に、オンラインゲームに関する新しい資料があったので、メモ。



(第7回) 平成24年12月5日
議事要旨(PDF)

(資料1)  独立行政法人国民生活センター「オンラインゲームに関する相談の状況」
(資料2-1)一般社団法人ソーシャルゲーム協会「一般社団法人ソーシャルゲーム協
会(JASGA)の発足について」
(資料2-2)同「一般社団法人ソーシャルゲーム協会の概要」
(資料3)  一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会「『第7回インターネット消費者取引連絡会』発表資料(CESA)」
(資料4) 一般社団法人日本オンラインゲーム協会「一般社団法人日本オンラインゲーム協会(JOGA)の消費者対策」
(参考1)「オンラインゲーム安心安全宣言」
(参考2)「オンラインゲームにおけるビジネスモデルの企画設計および運用ガイドライン」
(参考3)「ランダム型アイテム提供方式における表示および運営ガイドライン」


(資料1)11頁に「パッケージガチャ」「ボックスガチャ」という新しいガチャについての相談事例が紹介されていました。

上記の資料によれば「パッケージガチャ」「ボックスガチャ」とは
例: 大きなボックス(ガチャ)にアイテムが300個入っている。その中に欲しいアイテムがあり手に入れたければ、すべて購入すれば確実に手に入れられる。ただし、ガチャ1回300円とすると合計9万円必要となる。 
だそうです。

議事要旨にも次の記載があります。
【いわゆる「パッケージガチャ」】
・  相談事例として、いわゆる「パッケージガチャ」についての紹介があったが、この仕組は、何個のくじの中にどのようなアイテムが何個入っているかが明示されており、従来のガチャのように欲しいアイテムがどのような確率で出てくるのか分からない仕組に比べれば、消費者が合理的な判断が可能となるので良いのではないか。
・  「パッケージガチャ」は、「確率が事業者によって操作され、一定ではなく、最後までガチャを回さないと当たりが出ないのではないか」と消費者が疑心暗鬼になるとの話を聞いたことがある。
個人的には、一部の事業者がそのようなことをしているのではないかと思っており、業界団体には、一定の確率で当たりが出るよう事業者に徹底していただきたい。
・  業界団体としては、指摘のようなことをしている事業者がいるとすれば、ビジネスをする資格はなく、この場で議論する以前の問題ではないかと考える。 



自分が小学生のころ、駄菓子屋や文房具屋の軒先にあったガチャガチャで「アタリ」が出ると当時流行していた「ゲームウォッチ」がもらえるということがありました(今リバイバルされているらしい。)
友達が「絶対にアタリが入っているんだから、ガチャガチャをアタリが出るまで全部出しちゃえばいいんだ。買うよりも安いよ」と言って本当にガチャガチャをアタリが出るまで出していました(1回20円だったが、私はガチャガチャを全部出し切る小遣いは持っていなかったから出来ないし、してない)。

資料で定義づけられた「パッケージガチャ」「ボックスガチャ」は、これに近い行動動機を生み出す感覚がします。
(上記の小学生の時の昔話でさえ、そのガチャガチャだってアタリが「絶対に」入っているとは本当はわからなかったし、疑心暗鬼になるのも不自然ではなく、確率操作が入っているなら欺瞞性が高いからビジネスをする資格がないという意見もよくわかります。)




オンラインゲームについては、過去にもメモをしました。

<ブログの過去記事>
オンラインゲームに関する問題(資料)(2012年4月10日付け記事)
 「インターネット消費者取引連絡会」第4回(平成24年2月16日)の資料をメモ

オンラインゲームと課金(2012年9月6日付け記事)

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