●経済産業省ニュースリリース(平成25年2月8日)
「ヒトゲノム・遺伝子解析研究に関する倫理指針」を全面改正しました
(PDF)
(1)既存試料・情報の外部提供
長期的な追跡研究を適正に実施するため、外部の機関が保存している既存試料・情報を、連結可能匿名化の状態で提供する場合の要件・手続等を整備しました。
(2)インフォームド・コンセント
試料・情報の提供を受ける場合であって、将来的に他のヒトゲノム・遺伝子解析研究への利用や他の研究機関への提供が想定されるときは、その可能性や利用手続等について、試料・情報の提供者に十分な説明をした上で、インフォームド・コンセントを受けるものとするよう規定を改正しま
した。
(3)遺伝情報の開示
ヒトゲノム・遺伝子解析研究により得られる遺伝情報については、試料・情報の提供者の健康状態等を評価するための情報として精度や確実性が十分でない場合があること等から、遺伝情報の開示に係る要件・手続等の規定を改正しました。
(4)安全管理に配慮した遺伝情報の取扱い等
遺伝情報の取扱いに係る安全管理措置の明確化や、研究者及び倫理審査委員会の委員に対する教育・研修に係る規定の整備等をおこないました。
※赤字と下線は私が付しました。
また「改正の概要」(「ヒトゲノム・遺伝子解析研究に関する倫理指針の改正について(参考)」というPDF)は、図表が改正のイメージを掴む上で、わかりやすいと思います。
そこに書かれた改正案の次の点がポイントでしょうか。
1.コホート研究における長期的な追跡を可能とするため、匿名化に関する規定を改正
(現行指針)
情報等を提供する場合には、匿名化し、かつ、提供元の対応表を破棄することを原則とする。
(改正案)
匿名化の方法を見直し、長期的な追跡研究が実施できるよう、対応表は別途厳重に管理した上で、情報等を提供できるように見直し。
●経済産業省ニュースリリース(平成25年3月4日)
ヒトゲノム・遺伝子解析研究に関する倫理指針」説明会を開催します
経済産業省、文部科学省、厚生労働省の合同開催
平成25年3月18日(月) 14:00~15:00
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